2025年1月25(土)26日(日)に、福島県双葉郡広野町にて開催された『余白のアートフェア / MARGINAL ART FAIR 福島広野』に
ありがたいことに公募アーティストとして選出をしていただきました。迎えた当時。
新しい試みが盛り込まれたアートフェアで展示をさせていただき、とても濃厚で刺激的な3日間(搬入日を含め)となりました。
今回はその様子を振り返ってみようと思います。
搬入作業のため前日の24日の朝に上野駅を出発しました。
都会の景色が山や海、地平線の景色へと移り変わっていきます。
東京から地元の新潟に帰省する時の感覚と近いものがありました。

深緑の山と青い海と空のコントラストが美しい。
初めて訪れる場所なのに、故郷に帰るような感覚になった。
電車に揺られること約3時間で会場である「広野町二ツ沼総合公園」に到着しました。

平成2年に町内初の総合運動公園として誕生した施設で、美術展示をやるにはかなり広大な土地。
私はこの公園内の「合宿の宿」というお部屋を割り振っていただき、お部屋にあるものは何でも使ってOK!というルールに乗って設営をしました。

作家 えいじまみずほ
二段ベッドの梯子をイーゼルとして活用した、なんともナイスアイディア!な展示。

同室で展示をご一緒させていただいた刺繡iイラスト作家のmarronさんの作品はテーブルと椅子を組み合わせてセッティング。
透明感のある刺繡作品で光の当たり具合を慎重に検討しながら配置場所を検討しました。
見惚れてしまう、神秘的な作品です。
私の今回の展示のメインはF20号のザトウクジラを題材にした作品です。
画材に油彩画と岩絵具を使っており、光沢感や煌めきが美しい作品なので是非実物を見て感じていただきたい作品の一つです。

ザトウクジラと海水魚がモデルの「Crossing」作家 えいじまみずほ
広野町が東日本大震災の時に被災された過去があるので、すでに復興は進んでいると思いますが
さらなる発展に向けて、作品からなにかエネルギーを感じていただきたい。そういう思いからダイナミックな作品制作を意識しました。

アートフェア当日の会場には地元の方々から海外からキュレーターの方が来てくださったりと、大盛況でした。
本当にありがたいです。たくさんの方から作品をみていただき、フィードバックを頂けることがクリエイターの何よりの喜びです。
特に本アートの公募で審査員をしてくださった高校生たちとお話が出来たことは、かけがえのない経験となりました。

夕焼けも美しかった。
私の画家人生のなかでもかけがえのない経験と学びが詰まった3日間となりました。
を運んでくださった方、お気にかけてくださった方、ボランティアスタッフやアーティストの皆さま、私を招いてくださった運営や広野町の皆さまに
心より感謝申し上げます。
これからも制作を頑張りますので、よろしくお願いします!
永嶋瑞穂
本アートフェアは
コメント